2018-01-26

豊かな暮らしのつくり方。17 ー『家を建ててからかかる費用の差。』ー


ゆうです^^

前回、建物にかかる「諸経費」の話をしました。

ここまでは割と知られている話。ポイントはここからです!

貴方は「家を建ててからかかる費用を正確に把握していますか?

それは、家の広さによってどれほど違ってくるのでしょうか?





僕が常々「小さな家を。」「リノベーション」と言っているわけが、今回の話を読めばより伝わるかもしれません^^


最初に結論を話すと、

「大きな家から小さな家に変更したときの金銭的メリットは工事費だけではない」ということです。


では『家を建ててからかかる費用』とはなにがあるのでしょうか。


それは、

保険、税金、光熱費、金利、35年後修繕費、
そして解体費です。



具体的な金額を見てみましょう^^

35年間の合計金額を、延べ床面積40坪の家と24坪の家で比較してみます。
(金額はざっくりです。)

火災保険
 100万(40坪)/ 60万(24坪)

固定資産税(建物)
 300万(40坪)/ 210万(24坪)

光熱費(冷暖房費※全館24h空調)
 350万(40坪)/ 210万(24坪)

35年後修繕費(外壁・サッシ・屋根等)
 600万(40坪)/ 360万(24坪)
 →『新築30年後にかかる費用。』

解体費
 120万(40坪)/ 70万(24坪)

工事費の差も踏まえると、

工事費(坪単価40万とする。坪差=16坪)
 +640万(40坪)/ ±0万(24坪)

金利(工事費640万を35年1%で借入したとき)
 +120万(40坪)/ ±0万(24坪)


これらを合計すると、、
 2230万(40坪)/ 910万(24坪)

その差=約1300万円!


24坪の家を40坪に増やす場合、
メーカーから出る見積もりを比べると面積分の640万円だけが増えるように見えます。

しかし、
35年間のトータルコストで比較すると、640万円のおよそ倍の約1300万円がかかるということ。

工事費を除くと、1300万-640万=660万円が余計にかかってくるということ。

この660万円は、価値として残らない660万円です。
(建物分の640万円も35年後にはほぼ無価値ですが、)


単純計算ですが、坪単価を出してみると、
660万円÷坪差(16坪)≒40万円/坪

家の面積を1坪増やすごとに40万円余計なお金がかかるということです。

例えば、33坪の家なら、24坪の家と比べて、
40万円×坪差(33-24)≒360万円余計にかかる。


逆に言えば、面積を減らせれば、

1坪あたり40万円を浮かせることが出来るということですね。



話をまとめると、

家の面積を減らすことは、工事費を下げる以外にも、

保険、税金、光熱費、金利、35年後修繕費、解体費を減らすことができる!

ということです^^




豊かな暮らし=『ゆとりある家計』を実現するために。

自分と家族の未来のために。

真面目に『住にかかるお金』について考えてみてください^^

お手伝いできることがあれば力になります。

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